yuutamakiの日記

日々の日記

12月のとある日。4日目の9.

現れた夫は仕事着のままであり、早退してくれたのは明白で申し訳なかったけれど、明日退院とは言えやはりほっとする。家族、という気持ちが湧く。

後から聞くと会社の規程で家族のお見舞いとして数日間は特別休暇が取得できるのだという。家族って面倒なことも多いけど家族というだけでありがたく受け取れる制度とか守られている意識とか感じる。なりたい人たちにはやっぱり、どんな形であれ家族という目に見える約束は必要だと改めて思う。


2人で入院費の算段をしていたら時間切れ。2人でほぼ同じようなところに落とし所を見つけられて、わたしの最後の懸案事項は溶けていった。

退院が現実味を帯びてきた頃から、少しだけ心配になってきた入院費。胆嚢に石があり、大きさからして今後ひどく痛むようなら手術しかないと知った時から、果たしていくらかかるか、は頭の片隅にいつもあって、実家から独立して以来割と健康で過ごせたことに改めて感謝し、よわよわになる前のこの年齢でこのような体験ができたのは非常に有意義であったと思わざるを得ない。