yuutamakiの日記

日々の日記

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

12月のとある日。3日目の5.

これまで見ようと思って後回しにしてきたドラマや映画なんかをたくさん見れるかなと思うけど、1時間に一度くらい動いた方がいい気がするし、合間に看護師さんや先生、リハビリの人の来訪なんかもあって案外忙しい入院生活。ぼーっとする時間もたまには必要と…

12月のとある日。3日目の4.

ふう、と息つく暇もなくリハビリの人が来てくれる。今回は昨日の倍以上歩いた。 歩いた方がいいと言われて午前中にも歩いていたし、楽楽と思ったけど、終わると息が上がっている。肺の機能を手術のときにいったん止めるのか弱めるのか、筋力低下とともに術後…

12月のとある日。3日目の3.

「やばくない、やばい」 さて風呂だ。やはりこれも交代制の公共の場所でないのは安心する。男性も同じ場所を使うので、みんなもいるしへんなことにはならないと信じているけどやや緊張してリラックスはできなかったかもしれない。 恐る恐る看護師さんがICUで…

12月のとある日。3日目の2.

「VIP待遇の果て」 iPadで動画を見ながら昼までにもう少しお腹を空かせたいと歩こうとしていたら、部屋替えを提案された。 なんと特別室だという。 私がいる部屋に人を入れたいが男性なので、私に移動して欲しいそう。他に部屋が空いてないようだ。部屋代は…

12月のとある日。3日目の1.

「自分のヤバさとは裏腹なわかものたち」 明け方、職員さんたちだろうか、割とはっきり会話している声で目が覚めた。いや、もしかして自発的に目が覚めていたかもしれない。時間は4時45分くらい。早寝するとこんな時間に目が覚めるのかとは思ったけど、さす…

12月のとある日。2日目の7.

「しょうとう」 9時半消灯。その時間に合わせて部屋も消灯した。早寝習慣になりつつあった昨今だけどさすがに9時台は小学生か。眠れるか不安でもあったし、実際寝るまでにベッドの傾きを調整したり(真っ直ぐは寝づらかった)枕あるなし、足出す出さないなど…

12月のとある日。2日目の6.

「だんだんニンゲンに戻っていく」 ご飯が食べられているのでずっと傍で見守ってくれていた点滴とお別れ。段々と自分から配線が抜けていく。自立して世に放たれる日も近い。 2人部屋ではあったが、その後誰も来なかったので1人部屋のように使えて便利。トイ…

12月のとある日。2日目の5.

「白装束と耳のはなし」 その後病棟を移ってから、夫が到着。 頼んでおいた帰る時用の洋服を見繕ってもらった。事前にスマホでコーディネート披露してくれていたが、細かく指示するのも面倒でOKにした。 ずいぶん前になるが、旅先で発病した急性胃炎で夜中に…

12月のとある日。2日目の4.

ほぼ時間通りICUにどやどやと母と弟登場。 母親は開口一番「あんたはほんと突然なんだから」とずいぶんな恨み節である。私にしては予告、経過、そして結果とかなり順当な連絡網を経ていたと自負していたので、このあたりの擦り合わせはこの先もなされないま…

12月のとある日。2日目の3.

経過よく午後には一般病棟に移りましょう、と言われ、実家から母と弟が来る予定のわたしはちょっとそわつく。 LINEの繋がりは夫と弟の間にはあって、私の預かり知らぬところでメッセージがやりとりはあったようで、到着時刻を夫経由で知っていた。まだ感染リ…

12月のとある日。2日目の2.

「おもいで」 20才の時の手術は血管腫というもので、首のところにぷっくり盛り上がった腫瘍を取り除くもので、傷は小さかったけれど、それでも術後は寝たり起きたりするたびにものすごく痛かった。その記憶は古びた脳にもしっかりしがみついていて、動き出す…

12月のとある日。2日目の1.

夜中に一度、ぎゃーという声に驚いて目が覚める。不測の事態に備えてだろう、オープンになっていた入り口ドアが閉められ配慮が感じられる。どこかに大変な人が担ぎ込まれたらしい。喚きはそのあとも断続的に響いてきたけど、その人は翌日にはいなかった。ど…

12月のとある日。1日目の7.

それからは管をつけられ、足の血栓?を予防する器具がずっと私のふくらはぎをしめたり、ゆるめたりしてくれる呼吸音が続き、思い出したように右手に装着された血圧計が膨らんでまた緩まった。 全身管に繋がれて私はさしずめ囚われた宇宙人。私の意思ではなく…

12月のとある日。1日目の6.

次は大きな声で「◯◯さーん!手術終わりましたよー!!!」ともう雪山で目を開けろーみたいな勢いで起こされ、あれドラマで見る白い壁がぼんやりうかんでその中に医師が微笑み「目を醒まされましたか?」みたいなのはないんだ、と思いながら、ここ数年私の中…

12月のとある日。1日目の5.

言われていた時間よりも早く順番が来て、ひやひやしたけど術前に一目だけ旦那さんに会えた。申し訳ないようなほっとしたような、心配しないでみたいな気持ちがごちゃごちゃと湧いて何も言えず。グータッチして手術室へ。 何人もの人たちと手術の説明をしてく…

12月のとある日。1日目の4.

紹介状片手に検査、先生が入れ替わりで説明してくれて「今日このままオペしましょう」と。 あぁやっぱり、そうなんだ。 こういうことって強制的に向こうからやってくるもんなんだなと他人事のように思う。半分は覚悟していたことがいざ現実になる時間があま…

12月のとある日。1日目の3.

「擦り合わせ」 そして家族、いつも母親からは「あなたはいつも突然言ってくる。何かあってからじゃなくてその前に教えて」と怒られるので「もしかして」と予告だけはしておいた。おそらくその余波がくるだろう同居の弟にも。 そして昨日も休みをとって病院…

12月のとある日。1日目の2

「手術までのいきさつ」 前日に体調不良でかかっていたお医者さんから「血液検査の結果、急性胆嚢炎と思う。いますぐ、この足で行って」と紹介状を握らされ、まだ午後の予定を諦めてなかった私は、リスケもほんの少しかすりながらハンドルを握って病院へ。 …

12月のとある日。1日目の1

[入院日記] 12月のとある日。急性胆嚢炎で緊急手術そのまま入院することになった。 前々から異常を発信し続けていた胆嚢がとうとうストライキに入り「どうにかしろ」とぷんぷん膨れ上がったのだ。 年末大掃除も終わり頃、あとはあれとあれをやったら終わりか…