「やばくない、やばい」
さて風呂だ。やはりこれも交代制の公共の場所でないのは安心する。男性も同じ場所を使うので、みんなもいるしへんなことにはならないと信じているけどやや緊張してリラックスはできなかったかもしれない。
恐る恐る看護師さんがICUで着替えさせてくれてから一度も脱いでいない寝巻きを取る。言われていた傷口は想像よりもずいぶんと小さい。お医者さんってすごいな、と思う。ただし痛むのは変わらずで、鏡の前に立った自分の姿勢が歪んでいるように見える。骨格を整える体操を頑張って一年以上続けているけど、かたなしなぐらぐらお腹ぽっこり具合だ。また頑張ろうと言い聞かせて3日振りの洗髪、洗体(って言葉ある?)、あんまりゴシゴシするのこわくてソフトタッチの洗い上がりとなった。
気持ちいい。なんか皮一枚くらい剥がれた勢いの爽快感。風呂ってだいじよね。たまに入るの面倒だけど。