yuutamakiの日記

日々の日記

12月のとある日。2日目の5.

「白装束と耳のはなし」

 

その後病棟を移ってから、夫が到着。

頼んでおいた帰る時用の洋服を見繕ってもらった。事前にスマホでコーディネート披露してくれていたが、細かく指示するのも面倒でOKにした。

ずいぶん前になるが、旅先で発病した急性胃炎で夜中に救急車で運ばれた過去のある私。その際に夫が急いで選んでくれた洋服が上下とも白で、点滴を打って症状が治った私は京都の夜を白装束でタクシーに揺られた記憶がある。その失敗(?)を胸に刻んでくれたものの、「やはり白は外せない」と白めく洋服を選びがちな彼なのであった。まさかそういうのが好みなのか。

 

この時入った2人部屋で隣は高齢の方。誰も彼もがみな大声で話すのでさすがにこれはキツイかなぁと心配していたら、ほどなく部屋を変わっていった。見舞いに来ていた人が、来られなかった人のメッセージを読み上げにかかったときには、目の前の夫の声も聞こえないほどで、やや閉口したけど、自分も耳の聞こえにはさほど自信がないので、聴力を保つに良い食材など、帰ったら調べようと誓う。